気候危機とグローバル・グリーンニューディール

気候危機とグローバル・グリーンニューディール

販売価格: 2,420円(税込)

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那須里山舎より、『気候危機とグローバル・グリーンニューディール』が入荷しました。

気候危機は解決できる。
世界で最も引用されている存命中の知識人ノーム・チョムスキーと、世界最大の再エネ投資計画をオバマ政権下で監督したロバート・ポーリンが、気候危機を公正に解決するための「グローバル・グリーンニューディール」構想を語り尽くす。

現実を冷徹に直視する「心の悲観主義」から始まり、その現実をより良い方向へ変えるための政策や行動に基づく「意志の楽観主義」へと到達する。
Fridays For Future Japanのメンバーたちによる力強いまえがきと訳者による最新英文資料の紹介を添えた豪華日本語版。



私たちが生きる社会には、「世界が炎に包まれていても今のうちにドライブを楽しむ」権力者たちがいる。同時に、その巨大権力を突き動かし、より公正な社会を築こうとする、民衆の潜在的な力も存在する。黙って世界が燃え尽きるに任せるわけにはいかない。この本は、環境破壊という人類存続の危機に全力で立ち向かうための、軸足となる一冊だ。
――安田菜津紀(フォトジャーナリスト、認定NPO法人Dialogue for People副代表)

本書は「気候変動をとめるグリーン経済による成長」を説く。デマに過ぎない気候変動懐疑論に加え、脱成長・脱資本主義イデオロギーも、経済学の炭素税主義も、EUの2050年CO2ゼロの約束(に基づくGDP1%の投資)も、データで覆される。CO2ゼロへの移行に必要な投資は、労働力の公正な移行支援を含め米欧GDPの2%。先の大戦での米国戦費がGDPの43%なのを思えば安い。何が阻むのか。「壊滅的未来を知って頬被りする強者」と「雇用喪失に怯える弱者」による民主政の引き回しだ。だが民主政を使って壁を突破する道は、ある。本書の科学的で現実的な具体的戦略が、今こそ読まれるべきだ。
――宮台真司(社会学者、東京都立大学教授)

「自分たちは大丈夫」と思っている人たちに未来を握らせてはいけない。何をどうするべきか、具体的に提起されている。
――武田砂鉄(ライター)

「意志の楽観主義」と政治参加で気候危機に立ち向かう。資本主義と新自由主義を乗り越え「公正な移行」へ。
――飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)

レジ袋をいくら節約しても絶対に見えない、本物の持続可能な社会を学ぼう。
――井上純一(漫画家)