ラブクライ / 平凡 (LP)

フリーボ『すきまから』、ラブクライ『A Message from the Folkriders』『COSMOS DEAD』に続くオズディスクのアナログ化シリーズ第4弾！
1990年代末に羅針盤、渚にてと並ぶ関西三大うたものバンドと言われたラブクライの名作『平凡』LPが入荷しました。

三沢洋紀が1990年代に率いていたグラム・サイケからポップなうたものまで駆け抜ける90年代オルタナティヴの名バンドであるラブクライ。
本作でメンバーは、三沢洋紀(vo,g)、NANA(vo,g exバチラス・ブレイン)、清水恒輔(b現mama milk!)、斉藤晃彦(ds スピードライダー)、宮地健作(kbd)、そして奇才・村上ゴンゾのエレクトロノイズやブルース・ハープという、黄金期のメンバーが揃い踏みになりました。

曲数は極端に少なくなり、代わりに曲の尺は次第に長くなっているのが本作の特徴で、じっくりと場を練り上げながら歌世界と共にじわじわと飛翔しカタルシスに達するA面は、これぞラブクライ。
ラブクライのアルバムに必ずあるサイケデリック・グルーヴィンなインスト曲と旬の女性ヴォーカルのフィーチャリングは今回もあり、今回はファーストにもギターやコーラスで参加していたマディグラブルウヘヴン〜HELICOID 0222MBのタナカヒロコが初々しい歌声で華を添えています。

同時期の渚にてを彷彿させるものがあり、これぞ当時のいわゆる「うたもの」と呼ぶに相応しいナンバーになっています。