わたしとあなた 小さな光のための対話集

わたしとあなた 小さな光のための対話集

販売価格: 3,850円(税込)

個人と個人の対話を出発点に、遠くの誰かにまで想像や語りを広げる“me and you”による初めての書籍『わたしとあなた 小さな光のための対話集』が入荷しました。

me and youは、2017年に「自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ“She is”」を株式会社CINRA在籍時に自主提案で立ち上げ、運営を行ってきた野村由芽と竹中万季が、2021年に独立して立ち上げた会社。

me and youでは、2022年2月よりメディア・コミュニティ『me and you little magazine & club』を立ち上げ、この場所を耕すために考えを深めたいことを「6つの灯火」として掲げ、その内容を対話の形で掘り下げていく「i meet you」シリーズをつくっています。

『わたしとあなた 小さな光のための対話集』は「i meet you」のなかから、清水晶子さん(東京大学大学院総合文化研究科教授)、秋田祥さん(ノーマルスクリーン主宰)、伊藤絵美さん(公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長)、武田砂鉄さん(ライター)、ドミニク・チェンさん(博士/学際情報学)、小林エリカさん(作家・マンガ家)、穂村弘さん(歌人)、竹田ダニエルさん(ライター)、ブライアン・ヒューさん(ライター・編集者・翻訳者・活動家・DJ・『New Bloom』創設者)、ソン・スンリエンさん(「女書店」取締役会長)、ジェイ・リンさん(『GagaOOLala』『Portico Media』創設者兼最高経営責任者)、バイロン・デュヴェルさん(ミュージシャン、『Queer Trash Taiwan』創設者)、イ・ランさん(マルチ・アーティスト)の13名の方々との対話を収録するほか、me and youの野村・竹中が新しい場所の立ち上げに込めた思いを綴ったコラムなどを収録。




序文:me and youからあなたへ -はじめに

確かにここにいる
「わたし」と「あなた」。

一人ひとりは異なるから、
お互いを尊重したいと願っても
わかりあえなさに眠れなくなる日もある。

一人ひとりは異なるけれど、
心がひととき重なり合って
わかりあえたかもしれないと胸の内が灯る日もある。

me and youは個人と個人の対話を出発点に、
遠くの誰かにまで想像や語りを広げるための拠点として生まれました。

複雑に絡み合った世界のなかで
変わりゆく日々を手探りで生きていく。
その道のうえで、迷ったり、悩んだり、
大切にしたい速度や言葉を見失ったりしたときに、
いつでもたちかえれるような
小さな灯火としての対話集をつくりました。

この本が、わたしとあなたのあわいにひそやかに佇み、
いつかの灯火となることを願っています。