ZENOBIA / モーテン・デュアー (著), ラース・ホーネマン (イラスト), 荒木美弥子 (翻訳)
ZENOBIA / モーテン・デュアー (著), ラース・ホーネマン (イラスト), 荒木美弥子 (翻訳)
販売価格: 2,530円(税込)
サウザンブックス社より、グラフィック・ノベル「ZENOBIA」が入荷しました。
シリア内戦下に生きる少女の孤独と悲劇、戦争が生み出す不条理な現実と悲惨さを繊細なグラフィックで描いています。
いまも起こっている戦争や暴力のことを知るきっかけになれるような一冊だと思います。
本書を公共放送のデンマークラジオは「現代の戦争を理解するための出発点として、子供だけでなく大人にもこの本を読んでもらいたい」と報じ、デンマーク文芸誌アトラスは「ゼノビアは子供が読む大人の本であり、大人が読む子どもの本でもある。この本が教えてくれるように、違法な人間などこの世に1人もいない」と評しました。
本書は2016年11月にデンマークで出版されて以来、アメリカ、ヨーロッパ、韓国など世界15カ国の国々で翻訳され、本国デンマークではベストコミック ブック オブ ザ イヤー、ベスト コミックブック フォア チルドレン アンド ヤングアダルト、イラストレータープライズ、など数々の賞を受賞しています。
あらすじ
小さな村の少女アミナのもとにもシリア内戦の影は刻々と近づきつつあった。戦火を逃れるためアミナはボートで国を脱出しようと試みるが、荒波に襲われ船は転覆してしまう。
暗く深い海の中、アミナは村での出来事を思い出すーお母さんとかくれんぼで遊んだこと、ドルマというぶどうの葉っぱでつくる料理を一緒に作ったこと。おじさんと船に乗り込むまでの旅路。そしてシリアの女王ゼノビアのこと。強い意思をもつゼノビアは当時の帝国ローマにも屈しなかった。アミナがくじけそうになった時、お母さんは よく「ゼノビア」のように強くなりなさい」と元気付けてくれたのだ。。。
子どもの目線で描かれた不条理な現実。 繊細なイラストと言葉で紡がれたこの本のメッセージは、国境を超え、あらゆる世代の心に 戦争の意味を投げかけています。
文:Morten Dürr(モーテン・デュアー)
1968年生まれ。これまでに数々の賞を受賞し、56冊の著書は18カ国で出版されている。またデンマークの文化省より優秀な作家にのみ付与される助成金を獲得。コペンハーゲン大学で 映画とメディアを勉強した後、ロンドン大学 大学院でラジオとメディアを学ぶ。現在2人の娘とともにコペンハーゲンに在住。
絵:Lars Horneman(ラース・ホーネマン)
1966年、デンマーク生まれ。これまでに100冊以上の本のイラストを手がけ、本作品ゼノビアでは、デンマーク文化省からイラストレータープライズを受賞。
訳:荒木美弥子(あらき・みやこ)
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ メディア学修士課程修了。会社員、二児の母としてすごす毎日の隙間を縫って、リトルプレスによる個性的な本を世に広めるべくLITOBOOKSという名で活動中。2019年瀬戸内国際芸術祭の公式プロジェクトとして、Setouchi Art Book Festival をSABFmakersというユニット名にて共同主催予定。
シリア内戦下に生きる少女の孤独と悲劇、戦争が生み出す不条理な現実と悲惨さを繊細なグラフィックで描いています。
いまも起こっている戦争や暴力のことを知るきっかけになれるような一冊だと思います。
本書を公共放送のデンマークラジオは「現代の戦争を理解するための出発点として、子供だけでなく大人にもこの本を読んでもらいたい」と報じ、デンマーク文芸誌アトラスは「ゼノビアは子供が読む大人の本であり、大人が読む子どもの本でもある。この本が教えてくれるように、違法な人間などこの世に1人もいない」と評しました。
本書は2016年11月にデンマークで出版されて以来、アメリカ、ヨーロッパ、韓国など世界15カ国の国々で翻訳され、本国デンマークではベストコミック ブック オブ ザ イヤー、ベスト コミックブック フォア チルドレン アンド ヤングアダルト、イラストレータープライズ、など数々の賞を受賞しています。
あらすじ
小さな村の少女アミナのもとにもシリア内戦の影は刻々と近づきつつあった。戦火を逃れるためアミナはボートで国を脱出しようと試みるが、荒波に襲われ船は転覆してしまう。
暗く深い海の中、アミナは村での出来事を思い出すーお母さんとかくれんぼで遊んだこと、ドルマというぶどうの葉っぱでつくる料理を一緒に作ったこと。おじさんと船に乗り込むまでの旅路。そしてシリアの女王ゼノビアのこと。強い意思をもつゼノビアは当時の帝国ローマにも屈しなかった。アミナがくじけそうになった時、お母さんは よく「ゼノビア」のように強くなりなさい」と元気付けてくれたのだ。。。
子どもの目線で描かれた不条理な現実。 繊細なイラストと言葉で紡がれたこの本のメッセージは、国境を超え、あらゆる世代の心に 戦争の意味を投げかけています。
文:Morten Dürr(モーテン・デュアー)
1968年生まれ。これまでに数々の賞を受賞し、56冊の著書は18カ国で出版されている。またデンマークの文化省より優秀な作家にのみ付与される助成金を獲得。コペンハーゲン大学で 映画とメディアを勉強した後、ロンドン大学 大学院でラジオとメディアを学ぶ。現在2人の娘とともにコペンハーゲンに在住。
絵:Lars Horneman(ラース・ホーネマン)
1966年、デンマーク生まれ。これまでに100冊以上の本のイラストを手がけ、本作品ゼノビアでは、デンマーク文化省からイラストレータープライズを受賞。
訳:荒木美弥子(あらき・みやこ)
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ メディア学修士課程修了。会社員、二児の母としてすごす毎日の隙間を縫って、リトルプレスによる個性的な本を世に広めるべくLITOBOOKSという名で活動中。2019年瀬戸内国際芸術祭の公式プロジェクトとして、Setouchi Art Book Festival をSABFmakersというユニット名にて共同主催予定。