わた死としてのキノコ / 今村源
わた死としてのキノコ / 今村源
販売価格: 3,080円(税込)
今村源は、針金や樹脂などおよそ彫刻らしからぬ素材、あるいは、椅子や机、冷蔵庫などの身近な日用品に、驚くほど繊細な手わざを加え、浮遊感溢れる彫刻を作ってきた美術家です。今村はまた、森の地下に菌糸を張り巡らし、ときおり地上に姿を顕すキノコの世界に、深い関心を寄せてきました。私たちには見えない世界で、しかし確実に世界と共生し、世界を支えているキノコ。その在り方に、個としての私を超えて、連綿と続く生命の営みにまで思いを馳せるような作品集です。
今村とキノコというモチーフとの出会いも語られる菌類学者・小川眞氏との対談「キノコの教え」や、京都市立芸術大学学長・建畠晢氏のテキスト「今村源の笑いとエレガンス」なども収録。また、2013年8月6日〜10月27日に開催の静岡市美術館shizubi project 3「わた死としてのキノコ 今村源」展のインスタレーション風景に加え、1988〜2013年主要な展示の記録写真を収録し、作家の創作の軌跡をたどれる充実の一冊です。
今村とキノコというモチーフとの出会いも語られる菌類学者・小川眞氏との対談「キノコの教え」や、京都市立芸術大学学長・建畠晢氏のテキスト「今村源の笑いとエレガンス」なども収録。また、2013年8月6日〜10月27日に開催の静岡市美術館shizubi project 3「わた死としてのキノコ 今村源」展のインスタレーション風景に加え、1988〜2013年主要な展示の記録写真を収録し、作家の創作の軌跡をたどれる充実の一冊です。