脳のお休み / 蟹の親子

脳のお休み / 蟹の親子

販売価格: 1,980円(税込)

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百万年書房より、蟹の親子さんの商業出版デビューエッセイ『脳のお休み』が入荷しました。
暮らしレーベル、第5弾。

身体の障害だったら障害者って分かってもらいやすくていいよね、と言うのを黙って聞いていたことがある。そういう声を聞くたびに、人間の想像力が争いを解決してくれることなんてあるのだろうかと思った。現に、私はその声に憤る。私はあなたじゃない。(本文より)

ひとりなのに親子だという。足は多いが横にしか進めない。そんな奇妙な名を持つ書き手は、自分の体が過ごしてきた時間を気重たげに行き来する。文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。
ーー滝口悠生(小説家)