オフショア 第三号

オフショア 第三号

販売価格: 1,650円(税込)

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「やすい」や「おいしい」ではない、一歩踏み込んだアジア。
ウェブメディア「Offshore」が紙の雑誌としてリニューアルした、アジアを読む文芸誌『オフショア』の第三号が入荷しました。

戦争で日本軍からの被害を大きく受けたフィリピン・マニラにて、戦争記憶にあえて触れながら《たこを焼く》という作品をつくった武田力さんへのインタビューや、「代わりに読む人」代表で作家の友田とんさんによるマレーシア・イポーでエンジニアをしていた時代のエッセイ、音楽ライターの齊藤聡さんが書く一般社団法人ほうせんかによる韓国・朝鮮人犠牲者追悼式のようすなど、これまでの歴史の積み重ねを意識しつつ、それでも前を向くということを考える内容となっております。


掲載内容
■武田力インタビュー「分断を越えるための演出術――俳優と民俗芸能の経験から」
聞き手・構成:山本佳奈子
■「芸術と力 ジョグジャカルタの知」金悠進 
■「私は如何にして心配するのを止めてマレーシアの生活を楽しむようになったか」友田とん
■連載・第三回「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係――1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として」
『巻き起こった地下ラジオ旋風』和田敬
■聞き書き・第三回「営業のさちよさん」檀上遼
■「プンムルと追悼――演奏を通じた加害の歴史の語りなおし」齊藤聡
■「わたしと、中国の幾つかのこと」長嶺亮子

表紙装画:胡 沁迪(フー・チンディ) @udhiqni
ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 @miyakeaya