ブンバップ / 川村有史

ブンバップ / 川村有史

販売価格: 1,980円(税込)

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みんなして写真のなかで吸う紙のたばこ 爆発前のSupreme


川村有史さんの第3回笹井宏之賞永井祐賞受賞作『ブンバップ』が入荷しました。


これ、新感覚です。友達の日記を覗き見してるようでクセになります。
━━━SUSHIBOYS(ラッパー)


短歌で生きた音を響かせるには、文体を一から自分でつかみ直すしかない。そう感じさせる一冊である。
━━━永井祐(歌人)


【収録歌より】
業務用コーンフレーク買って食べ切れなかったの良かったなって
ファイナンスのテーマソングを子どもたちが歌ってる bpmがすこし高い
汚れたしそろそろで洗うコンバース六月はすぐ乾くから夏
肉まんが去年より小ぶりになってる…答えてくれる人たちにtel
清原が薬をやめ続けることを励みに今朝をする人がいる

【栞文より】
「川村有史の作品がすごいのは、「ヒップホップ的なもの・ことを詠む」という地点を超えて、歌のあり方自体が「ヒップホップ的である」地点の実践があることである」(永井祐)

「不安定で崩れそうなバランスをなんとか保とうと必死で足搔く様が、語り手の姿としても、文体実験としても現れている。そこがこの歌集の魅力となっている」(山田航)

「僕が川村さんの短歌からもらえる嬉しさは、他者や時間、つまり世界に対して、気前よく心を開いていた川村さんがあるとき世界側からもらえたもののおすそわけなんだと思う」(伊舎堂仁)