torii / 下道基行

torii / 下道基行

販売価格: 3,300円(税込)

ご存知のとおり、鳥居とは神社の入り口に建てられた門のことです。

日本古来の宗教である神道の聖域と人々が住む俗域を分ける境界でもあります。

明治時代から第二次大戦終結まで、神道は国家の管理の下、植民地主義に利用され、東アジアの各地に多くの神社/鳥居が建てられました。

この写真集は、「日本の国境の外側に残された鳥居」を撮影した下道基行の代表作のひとつ。

墓地にそのまま残されていたり、すでに壊されていたり、公園のベンチになっていたりと、象徴としての機能を失い姿を変えながらも、そこに鳥居が存在している風景を東アジア5か国で撮影しました。


日本の国境の外側から、過去の残り方、現在の国の歴史観、政情、国や人種・個人の枠組みや境界など、様々なテーマや問題が見えてきます。

他にも台湾日記や取材メモなどフィールドワークの記録も掲載。


装丁はデザイナーの橋詰宗氏、プリンティングディレクターは熊倉桂三氏。