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終わりの始まり / ソ・ユミ
販売価格: 1,760円(税込)
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書肆侃侃房より、『終わりの始まり』が入荷しました。
1970年代生まれの韓国女性作家、チョ・ナムジュ、ファン・ジョンウンなどと並び、韓国文学界を背負う一人であるソ・ユミの作品が待望の初邦訳。
<あらすじ>
末期がんで苦しむ母の看病、妻との離婚を目前にし、幼いころの父の死が亡霊のように付きまとうヨンム。夫とはすれ違い、愛を渇望するも満たされず、若い男とのひとときの恋に走るヨンムの妻・ヨジン。貧困の連鎖から逃れられず、社会に出てもバイトを転々とし、恋人との環境の違いに悩むヨンムの部下ソジョンの物語とが交錯する。
「甘ったるい春夜の空気を物悲しく」感じる人々のストーリーは不幸という共通分母の中で一つになり、三人の人物が感じる「静かにうごめく喪失感」が小説の根底に流れている。それぞれがその喪失感を乗り越え、成長していく四月の物語を、やさしい視点で描き出す。
恋の記憶、家族の記憶、残酷で美しい春の記憶。
ソ・ユミは、私たち自身の傷と記憶を呼び覚まし、
時の流れとは何かを伝えようとする。
私たちはいつだって、人生の新しい章を始められるのだ。
――櫻木みわ(小説家)
1970年代生まれの韓国女性作家、チョ・ナムジュ、ファン・ジョンウンなどと並び、韓国文学界を背負う一人であるソ・ユミの作品が待望の初邦訳。
<あらすじ>
末期がんで苦しむ母の看病、妻との離婚を目前にし、幼いころの父の死が亡霊のように付きまとうヨンム。夫とはすれ違い、愛を渇望するも満たされず、若い男とのひとときの恋に走るヨンムの妻・ヨジン。貧困の連鎖から逃れられず、社会に出てもバイトを転々とし、恋人との環境の違いに悩むヨンムの部下ソジョンの物語とが交錯する。
「甘ったるい春夜の空気を物悲しく」感じる人々のストーリーは不幸という共通分母の中で一つになり、三人の人物が感じる「静かにうごめく喪失感」が小説の根底に流れている。それぞれがその喪失感を乗り越え、成長していく四月の物語を、やさしい視点で描き出す。
恋の記憶、家族の記憶、残酷で美しい春の記憶。
ソ・ユミは、私たち自身の傷と記憶を呼び覚まし、
時の流れとは何かを伝えようとする。
私たちはいつだって、人生の新しい章を始められるのだ。
――櫻木みわ(小説家)
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