学校建築とイス―新しいラーニングスタイルへ」が入荷してます。
本書は、日本で初めて公共施設家具の製作を手がけた企業が、100周年事業の一環で社内に蓄積された記録写真や資料をアーカイブ化するなかで生まれました。
記念すべき最初の家具は、関東大震災直後の1923年に、フランク・ロイド・ライト設計による帝国ホテルの演芸場の客席でした。
翌1925年に帝国劇場(設計・横河民輔)のために1,700席を製作し、その経験を経て、1925年に東京帝国大学(現・東京大学)安田講堂の連結イス1,144席を製作します。
これが最初の事例となり、以降100年にわたり、イスの製作を通じて日本の学校建築の現場に関わり続けてきました。
本書には、過去10年に竣工・改修された事例を中心に、66件の学校建築の写真を収録しています。
これらはすべて、イスや家具の納品現場の記録として撮影されたものです。
結果的に、地域や種類、設計・施工者の枠を超えて、日本の学校建築における新しいデザイン潮流を俯瞰する貴重な資料となっています。
(出版社より)