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あおむけの踊り場であおむけ / 椛沢知世
販売価格: 1,980円(税込)
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書肆侃侃房より、椛沢知世さんの歌集『あおむけの踊り場であおむけ』が入荷しました。
第4回笹井宏之賞大賞を受賞した著者の第一歌集。
犬の骨を犬のようにしゃぶりたいと妹の骨にも思うだろう
自分のからだのなかに未知の窓がいくつも開くような独特の感覚にうろたえる。大胆につかみだされる言葉の弾力と透きとおって不穏な世界に惹きつけられる。
━━━━大森静佳(栞文より)
ここにある歌たちの静かで、人けを離れて、体と身の回りをあらためて見直すような、狭い世界の可能性を追究するような、ひっそりと楽しいあり方に対して私はリアルな共感を覚えずにいられない。
━━━━永井祐(栞文より)
【収録歌より】
手のひらを水面に重ね吸い付いてくる水 つかめばすり抜ける水
夜の川に映る集合住宅は洗いたての髪の毛のよう
恐竜って熱いんだっけ 夏の夜に麦茶含んで口きもちいい
銀杏の葉踏みしめられて白い道あたまのなかみたいで抱きたいな
おなかすいてないのにおなかが鳴っている椿を思い浮かべて落とす
【著者プロフィール】
椛沢知世(かばさわ・ともよ)
1988年東京都生まれ。「塔」短歌会所属。2016年、作歌を始める。第4回笹井宏之賞大賞受賞。第30回歌壇賞次席。
第4回笹井宏之賞大賞を受賞した著者の第一歌集。
犬の骨を犬のようにしゃぶりたいと妹の骨にも思うだろう
自分のからだのなかに未知の窓がいくつも開くような独特の感覚にうろたえる。大胆につかみだされる言葉の弾力と透きとおって不穏な世界に惹きつけられる。
━━━━大森静佳(栞文より)
ここにある歌たちの静かで、人けを離れて、体と身の回りをあらためて見直すような、狭い世界の可能性を追究するような、ひっそりと楽しいあり方に対して私はリアルな共感を覚えずにいられない。
━━━━永井祐(栞文より)
【収録歌より】
手のひらを水面に重ね吸い付いてくる水 つかめばすり抜ける水
夜の川に映る集合住宅は洗いたての髪の毛のよう
恐竜って熱いんだっけ 夏の夜に麦茶含んで口きもちいい
銀杏の葉踏みしめられて白い道あたまのなかみたいで抱きたいな
おなかすいてないのにおなかが鳴っている椿を思い浮かべて落とす
【著者プロフィール】
椛沢知世(かばさわ・ともよ)
1988年東京都生まれ。「塔」短歌会所属。2016年、作歌を始める。第4回笹井宏之賞大賞受賞。第30回歌壇賞次席。
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